見た瞬間に、これは、行ける。
私の、欲しいバイクにかなり近そうな気がした。
私の欲しいバイク像はこうである。
・楽しい
バイクは、楽しむもの。
楽に長距離を移動するだけなら、他に
よりよい手段がたくさんある。
わざわざ、バイクに乗るからには
楽しくなくては意味が無い。
では、バイクの楽しさとは?
単純明快、ワクワクすることに尽きる。
アクセルを開けた時に
力強い鼓動と共に
後輪が路面を掴んでバイクを押し出す。
この感触にワクワクする。
交差点の曲がり角でも良い
リーンしたバイクが曲がっていく瞬間に
ワクワクする。
・快適
かといって、修行をしているわけではないので
苦行に等しいポジションや苦痛な乗り心地は勘弁である。
1日500km以上移動してもお尻が痛くならないシート。
必要十分なウィンドプロテクション性能。
少々の降雨なら、肩口程度しか濡れない。
その、風圧とバランスした、軽い前傾姿勢のポジション。
・速い(と思い込める)
遅いバイクは嫌いだ。
せっかくの機動性を生かす、動力性能がないと
混合交通では、危険ですらある。
ただ、速すぎる必要も無い。
300km/hなんて必要ないし。0-400mが10秒台の必要も無い。
「楽しく」走れれば、十分に速いはず。
・かっこいい。
これは、もう趣味の領域ですが・・・
速そうで、一癖ありそうな、怪しい魅力が欲しい。
と、言うことで、前置きが大分長くなったが、
結構ヒットしている感があるのです。> ninja1000
どんなバイクか?
BRIGHT CORPORATIONのページに詳しいので、引用してみました。
<フェアリング廻り>
・調整式のウインドスクリーンを装備し、ショートツーリング時に有効な風防性
も発揮。スタイリッシュな外観だけではなく、優れた実用性も備えています。
高速での長距離移動時には威力を発揮しそうです。
また、雨天、寒冷時にも快適性に大いに貢献しそう。
・サイドフェアリングは後端で広がる形状とし、ライダーの足をエンジンの熱か
ら保護。
こういうのが結構大事です。
エンジンの熱だけでなく、雨や冷気からも守ってくれそうです。
・フロントのウインカーユニットは、バイクの転倒時にフェアリングへのダメー
ジを最小限にするため、フェアリング内側の取り付け部をラバーマウントとして
います。
細かいところに気を配ってます。
<エンジン>
・ダウンドラフトスロットルボディを採用。最適な長さのエアファンネルを制作
することで刺激的なストリートライディングのためにベストなエンジン特性とし
ています。
・低中回転域のレスポンスを重視し、φ38 mm のスロットルボディを採用。
・エンジン特性はスロットルを開けた瞬間の加速感を重視。どの回転域からでも、
スロットルと駆動輪が直結したかのようなトルク感で力強い加速を発揮します。
高回転、高出力を狙ったエンジンではなく、実用的な速さを考えているよう
です。
・2次バランサーの採用により、無用な振動を低減。ただし、振動を全て消し去
るのではなく、それぞれの回転域でエンジンフィーリングを感じ取れるよう、心
地よい振動をあえて残しています。
エンジンの鼓動感が快適と感じられるかはとても大事です。
不快では乗り続けることは出来ません。
<フレーム>
・フレームは溶接箇所を可能な限り減らした美しい仕上げとしています。
・4箇所で支持するエンジンマウントは、3カ所をリジッドマウント、リヤのクラ
ンクケース上部のみをラバーマウントとしています。さらに、エンジンを剛性メ
ンバーとして使用することにより、剛性感の高いハンドリングを実現。
・エンジンからのインフォメーションを、ライダーへダイレクトに伝える設計と
しています。
見た目にも美しく、合理的なフレーム。
<その他>
・タンク容量は19L。ツーリングでも十分な走行距離を可能にしています。
・フューエルタンクはニーグリップのしやすさを考慮し、後端部が絞られたスー
パースポーツスタイルのダイナミックなデザインを取り入れています。
タンク容量も大事です。航続距離は400km近くでしょうか。
タンク形状はスポーツライディングをする上で、とても大事。
容量とトレードオフになる場合も多いのですが、期待が持てそうです。
・小型フューエルポンプの採用とフューエルタンク底部デザインにより、タンク
下部の残留燃料を減少させています。
細かいですが、こういうところに気を使っているのは、
このバイクに真面目に取り組んでいる証拠と考えます。
結局、ツーリングも出来て、峠も楽しいバイクなら良いんじゃ?
まぁ、そうなんですが、
ワクワクとかっこいいを満たせるバイクが以外と無いのです。
HONDAだとVFR1200Fが候補になりそうです。
デュアルクラッチを始めとする、先進技術の塊で、
そういう意味では面白そう。
しかし、あまりに出来が良さそう。
「速そうで、一癖ありそうな、怪しい魅力」
に合致しません。
YAMAHAはFAZER
になるでしょうか。
しかし、FAZERはネイキッド的になりすぎ。
もともとの設計思想からして、外れている気がします。
SUZUKIは該当車なし。
BMWは、速いけどワクワクしないので対象外。
ハーレーは・・・止めときましょう。
DUCATIだと
やっぱり、STですね。
「かっこいい」には議論の余地があるけれど
ワクワクして、(比較的)快適で、一癖(以上)ある。
Aprilia、KTMあたりにも良さそうなバイクがありそうです。
ninja1000の話に戻ります。
もし、私が購入可能なら買うのか?
きっと買わないと思う。
こんなに引っ張ってきてナンなのですが、ninja1000も
やっぱり日本の4気筒なのです。
経験的に言って4気筒のワクワクを感じるには、
とんでもない加速、とんでもない速度を伴う必要があるのです。
やっぱり、4気筒の吹け上がりの良さ より
2気筒のトラクションの良さに惹かれます。
ninja1000。
いいなあ。と思ったけど、
4気筒好きの友人がいたら勧めます。
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