<続きです>
朝、起きると昨日までとは打って変って晴天です。
豪華な食事を頂いて、出発です。
O沢さんは、朝食前にお子さんの運動会参加の為、帰られました。
湯河原駅前でお土産購入後、椿ラインを登ります。
ここで、O田さんとはお別れです。
椿ラインは細かいコーナーが多いですが、なかなか楽しい道です。
昨日は、雨で楽しく走れなかったので、それなりにペースが上がります。
楽しくても、抜きつ抜かれつにならないのが、大人でしょうか。
あっという間に、大観山まで登ってしまいました。
今日は、伊豆諸島方面が綺麗に見渡せます。
芦ノ湖も、外輪山もしっかり見えます。
しかし、富士山は雲の中ですが。
今日も大観山は、バイクでいっぱいです。
しばし、休憩後、芦ノ湖スカイライン方面に降ります。
芦ノ湖スカイラインのドライブインで休憩します。
ここで、バイクを取り替えての試乗が始まりました。
M島さん、F江さんが超改造I木号に試乗します。
<I木号>
「こりゃSTじゃない」
「反則だ」
と、皆さん大騒ぎです。
私も次の休憩地点の駐車場まで試乗させていただく事になりました。
第一印象
全てのタッチがしっかりしてます。曖昧さが少ない感じです。
クラッチ、アクセル、シフトのタッチ。
全てがしっかりしてます。
きちんと整備・調整してあるからでしょうか・・・。
クラッチは、ノーマル以上にとても重いのですが、なぜか気になりません。
(渋滞でも走れば別なんでしょうが・・・)
シフトストロークが短くて、カチッと入ります。
私のST4は、近頃、ガッチンです。
そして、軽い。
押し引きが、奥さんのS2Rよりも軽い感じです。
本当に乾燥160kg台かもしれない。
エンジンの感触がとても素直。
レーシングエキゾーストにレーシングROM、軽量化したフライホイール
と、やばそうな出で立ちですが、乗ってみるととても乗りやすい。
右手の動きにとても素直に反応してくれる感じです。
そして、良く止まる。
レバーを引き込んで、ブレーキの遊びをとって、レバーを絞り始めると
もう、その時点で減速が終了している感じです。
私のST4だとそこからさらにレバーを絞り込んで、前輪のグリップ感と相談しながら
ステアリングヘッド周りに全車重を感じつつ、速度が落ちるのを待つのですが。
何事も無いかのように、速度が落ちています。
当然のように、バンクも軽い。
ひょい、と向きが変わる。
BSのBT-16の感触も上々です。
軽くて不安感の無い感触です。
やっぱり・・・
「こりゃSTじゃない」
「反則だ」
でも、上手く乗れたわけではありません。
ST4とは走りのリズムがあまりに違うので、速度が早く落ちすぎたり、
曲がっている実感が無かったり。
慣れてくれば大分違うのでしょうが。
楽に走ることも可能な間口の広さを持ってますが、
本来のポテンシャルを引き出してあげるのは、かなり大変だと感じました。
絶対的な出力以外は、スーパーバイクにも負けないのでは?
少なくとも私の腕では、そんな気がします。
nyanndaさんのST2にも乗せていただきました。
こちらは、前後サスがOHLINSに換装してあったり、
ブレーキマスターがNISSINになっていたり。
足回り中心に手が入ってます。
とても乗りやすく、軽快に走れるバイクでした。
安心してエンジンを回せる、バランスの取れたバイクだったと思います。
芦ノ湖スカイラインの駐車場で、F江さんのSTが乗りにくいということで、セッティング
です。
かなり乗りやすくなったようです。
<F江号>
<nyannda号>
<ツル号>
<M島号>
<みんね号>
O田号の写真がありません。すいません。
御殿場ICでツルさんとはお別れです。
これから、大阪まで走って、フェリーで九州行きです。明日朝6:00頃には着くらしいで
す。
長距離お疲れ様でした。
残りのメンバーは、富士五湖道路から富士吉田線-中央道を経由して、八王子の
I木さん、nyanndaさんの行きつけのバイク屋さんに向かいます。
谷村PAで食べた「生わさびソフト」
その場で、わさびをすりおろして付けてくれます。
なかなか、おいしかった。
このバイクやさん。一見、町工場です。
八王子の住宅地をくねくねと入っていくと存在します。
バイク販売ではなく、バイク整備、修理やさんです。
ST四台でお邪魔すると快く迎えてくれました。
大将は三十台の対応が丁寧で親切な感じの方でした。
nyanndaさんとM島さんがオイル交換をお願いします。
それぞれ、4台のSTの洗車をさせてもらいます。
見ていると、次々とお客さんが来ます。
DUCATI、BMW、スクーター、セローに乗った女性と様々です。
しかし、皆さんに共通していることは、楽しそうなこと。
バイクに乗るのがとても楽しそう。
そして、この店に来るのがとても楽しそうな印象でした。
さて、私が、I木さんのST2を羨ましがっていると、
「同じとは言わないまでも、これに近づけたいんだって。」
とI木さんが大将に紹介してくれました。
じゃぁ、ということで、大将は、
「何が不満なのか?どうしたいのか?」
と聞いてきました。
「軽くしたい」
「どうしたいから、軽くしたいのか?」
「止まらない」
「曲がりにくい」
もちろん。I木号を試乗して、改めて浮き彫りになった私の不満です。
先ず、ブレーキパッドの交換を勧められました。
STのノーマルのブレーキパッドは効かないそうです。
別に高価なものでなくても良いから、社外のに替えましょう。ということです。
私のST4は、ローターも問題だそうです。
このタイプのローターは回転方向にガタが大きいそうです。
次に、足回りのセッティングです。
グラブバーの辺りを押して、リアの沈み具合を確かめます。
「これは、硬すぎです。」
オーバーホールに出したばっかりなので、きっと標準セッティングだ。
と伝えると。
「STの標準は、80kgのイタリア人がタンデムしてもOKなセッティング」
ということです。
とりあえず、イニシャル、伸び、圧側ともに再弱にします。
「これで、乗ってみて下さい」
ということで、試乗です。
確かに、リーンのきっかけの頑固な感じがかなり減りました。
しかし、フロントがそのままなので、つぱって居るような感じが残ります。
店に戻って、良くなったことを伝えます。
ここからは、I木さん、nyanndaさんの出番です。
二人で工具を引っ張り出して、フロントの調整を行います。
イニシャル3回転戻し、伸び、圧共に2クリック戻し。
また、試乗です。
あれまぁ。びっくりするくらい乗りやすくなりました。
「ヨイショ、ヨイショ」と身構えて曲がっていたのに、スイっと
曲がるようになってしまいました。
「20kg位軽量化したみたい」
というのが私の感想でした。
近所を1周しただけなので、まだまだわかりませんが、これをベースに
つめていけば、かなり良い感じのハンドリングになると思います。
本当に軽量化をするのは、その辺りを突き詰めてからで十分。
という結論に達しました。感謝です。
大将の態度は、真摯にライダーとしての客の立場に立って
考えてくれるものと感じました。
あなたの問題点を解決したい。という気持ちを感じます。
何しろ、今回、いろいろ自分のバイクの不満を相談しましたが、
一言も儲けに繋がる様な話をしていません。
まず、正確に分析して、お客様に理解してもらう。
理解したうえで改めて問題点を考えてもらう。
まずは、調整レベルで解決できるところを調整する。
そして、どうしてもお金を掛ける必要がある場合は、お金を使う。
うーん。良い店を紹介されてしまいました。
あとは、nyanndaさんと一緒にR16,R463,R254経由で帰りました。
18:30過ぎに無事到着しました。
店構えはアレですが…
追伸
nyanndaさんへ
無題
charさんへ
この記事にトラックバックする