一昨日、「風立ちぬ」を見てきた。
賛否両論あるようだが、私は、良い映画だと思う。
宮崎駿が「ジブリの作品はこう在るべき」という呪縛から逃れて、
「風立ちぬ」以前の最近の宮崎駿作品は、見終わった後に、「ふー
コレって、「作りたいもの」では無く、
「作らなければならないもの」=「ジブリ作品はかくあるべき」
を作っていたからじゃないか?と感じた。
とにかく、「風立ちぬ」の主人公たちは男も女も颯爽として潔くカ
利己的なまでに自分の夢、したいことに対して正直で真っ直ぐだ。
自分を貫いて後悔しない。
全くもって、利己的である。
誰かのために何かをするのではなく、自分の為に一生懸命である。
これは、二郎も菜穂子も一緒だ。
そしてとてもカッコイイ。
そして映画は終了し、それぞれの胸に色々なものが残ったようだ。
いつもは「あーだこーだ」と評論をする家族も無口だ。
私も、満足感と同時に、何か重い物を感じてしばらく何も言えなか
宮崎駿作品。何が好き?
と聞かれたら、
「カリオストロの城」と「風立ちぬ」
と答える。
確かに、皆が好きになれる映画では無いかもしれない。
でも、素晴らしい作品だと思う。